高卒採用支援のジンジブ（大阪市）が企業の高卒採用担当者517人（うち25卒で採用実施431人）を調べたところ、25卒の高卒採用が「計画通り」「計画以上」と答えた企業は計24.6％（20.4％、4.2％）にとどまりました。調査期間は2025年1月28日～2月25日です。
応募のきっかけは「学校に届いた求人票」が68.1％で最多で、応募につながった理由は「先生との関係構築」48.6％がトップでした。企業が注力した活動も「近くの学校訪問」59.4％、「求人票発送」58.0％が中心で、学校経由の採用が依然として軸といえます。
一方、計画未達の理由は「高校生が減っていると感じる」46.5％が最多で、「自社の魅力を伝えられなかった」32.6％も続きました。求人票の変更点は「給与・賞与」55.4％が1位で、採用充足度との相関では「キャリアアップ制度」「資格取得支援」「研修制度」「寮・社宅制度」など育成・生活支援の整備が目立ちました。今後は待遇改善に加え、学校との接点づくりと体験機会、複数チャネルでの情報発信を組み合わせる企業が増える見通しです。
source: PR TIMES